生姜といえば「体を温める」「食欲を増進させる」「魚の臭みを取る」など色々と思い浮かぶと思いますが、実は調理のやり方次第で用途が変わってくる不思議な食品なのです。

中国では料理としてだけでなく、古くから漢方処方で生薬として利用されてきました。生のものを乾燥させたものを生姜 (ショウキョウ)、加熱して乾燥したものを乾姜 (カンキョウ) と呼びます。

冷え性に

・体を温めるには生姜を加熱するのがポイント血の巡りを良くして末端まで温かくなります。生姜には血の巡りを良くする作用がありますので、末端まで温かくなります

ダイエットに

・これも加熱した生姜を使うのがポイント!アドレナリンの分泌を高め代謝を上げてくれます

吐き気に

・吐き気には生の生姜をすりおろしてスープや飲み物にするのがおすすめ。胃腸の働きを食して下痢も軽減してくれます

お魚に

・生魚の臭み取りや殺菌をしてくれます。薄切りの生姜を混ぜて下ごしらえいかがでしょう。また、お寿司と言えばガリがつきものですよね〜

このように生の生姜と加熱した生姜で期待できる働きが違ってきます。

これは生の生姜にはジンゲロール加熱した生姜にはショウガオールと成分が変わるためなのです。

ショウガオールに変えるための加熱ポイント

加熱温度は80℃目安。

生姜の成分は80度で変わってきます。低すぎると変化がなく、高すぎると逆に効果がなくなってしまいます。

*生薬としては低温で蒸して乾燥させます

加熱時間はゆっくり3時間が理想

80度で1時間加熱したら生姜オールが10から15%に増え、3〜4時間では40から50%に増えたと言う報告があります。ただし5から6時間加熱しても、3から4時間と変わらないため加熱は3時間ほどで大丈夫です。

お手軽ショウガ加熱方法

⑴生姜をきれいに水洗いし河野ついたまま実にミリほどスライスします

⑵スライスした生姜を保温できる水筒に入れ熱湯を注ぎます。

⑶3時間待てば生姜オールたっぷりの加熱生姜の完成です。

出来上がった80ショウガは、そのままショウガ白湯として飲んでもいいが、生のショウガよりも辛みが強いので、スープにしても美味しい

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